住替えに役立つ情報①売り先行

売り先行とは

住替え先を購入する前に、ご自宅を先に売却することを【売り先行】と言います。

売り先行は、手元に資金がなくても、購入時には売却したお金があるため住み替えを購入することが可能です。

ただし売り先行には仮住まいが必要というリスクがあります。

売り先行のデメリット

売り先行のリスクは仮住まいが必須です。売却している間に買替先を見つけることも売り先行と思われる方もいらっしゃいますが、その方法は【同時進行】の買替方法です。売り先行は手元に資金はないけど売却価格も買替先も妥協したくない場合に仮住まいというリスクを取って買替を成功させる方法です。場合によっては先に仮住まいに移る方もおられます。

主なデメリット

①購入先が見つかるまで仮住まいの家賃が必要

②居住しながらの売却になるので内覧時の掃除が必要

③居住中のため荷物がたくさんあると成約価格が下がる可能性がある

売り先行の場合、上記デメリットを受け入れる代わりに、時間をかけて納得のいく金額で売却してから購入先を探すため、慌てて買替先を決める必要がなく、満足度の高い物件が出てくるまで待つこともできます。特に買替先のエリアに詳しくない場合は、実は不便な場所やよろしくない区域を選んでしまうようなリスクも軽減できます。

売り先行のメリット

主なメリット

納得のいく価格で売却できるため、安売りしなくてよい

住替え先をじっくり探すことができる

1つずつ進めるため実は手堅い方法

住み替え先のエリアに仮住まいで住むため、購入前にそのエリアに詳しくなれる

まとめ

売り先行は、同時進行の方法と比べると仮住まいなど無駄に感じる方も多いと思いますが、実際には仮住まいの家賃を考えても、同時進行で大きな損失をしてしまうよりは資金面で有利となります。

例えば同時進行の場合、売却もしくは購入どちらかで必ず期限が発生してしまうため、期限を守るためには、購入先もしくは売却価格を妥協するということになる可能性が高いです。例えば先に購入先が決まった場合、それに合わせて売却を完了させるため買取等の方法を使うと相場より2割以上損してしまいます。

売り先行で進めた方がいい方の状況としては

①本当に売れるかどうか売却について不安を感じている場合

②売れないと資金が足りず購入できない場合

③知らないエリアに住み替える場合

先に売却しないと購入できない状況や失敗のリスクが高い状況の場合は売り先行がおすすめです。